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WEB広告(ネット広告)とは?種類・仕組み・選び方や運用方法も解説

WEB広告(ネット広告)とは?種類・仕組み・選び方や運用方法も解説

ナカノヒト

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この記事でわかること

  • WEB広告(ネット広告)とは、インターネットを通じてターゲットに広告を配信する手法のこと。
  • WEB広告(ネット広告)の種類とそれぞれの特徴や仕組みを理解できる。
  • WEB広告(ネット広告)の課金方式(クリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)など)の特徴や費用構造がわかる。
  • WEB広告(ネット広告)の運用方法(PDCA)や、効果を最大化するためのステップを学べる。
  • WEB広告(ネット広告)とSEOの違いや採択ポイントを学べる。

WEB広告(ネット広告)とは、インターネットを通じてターゲットに広告を配信する手法で、近年のマーケティングにおいて欠かせない存在となっています。詳細なターゲティングが可能で、効率的に集客や認知拡大を図れるのがWEB広告(ネット広告)の大きな特徴です。

「WEB広告(ネット広告)は効果的なのか?」「WEB広告(ネット広告)の運用はどのくらいのコストがかかるのか?」と疑問を抱えている方も多いでしょう。この記事では、各種WEB広告(ネット広告)の紹介と、WEB広告(ネット広告)の基本的な仕組みや効果的な運用方法もご紹介いたします。

WEB広告(ネット広告)の基礎から実践的な運用方法まで紹介し、初心者にもわかりやすいような内容となっています。WEB広告を使ってもっと集客していきたいという方はぜひご覧ください。

まずは「WEB広告(ネット広告)とは?」というところからみていきましょう。

目次

WEB広告(ネット広告)とは?|インターネットを通じて特定のターゲットに広告を配信する手法

WEB広告(ネット広告)とは?|インターネットを通じて特定のターゲットに広告を配信する手法

WEB広告(ネット広告)とは、インターネットを通じて特定のターゲットに広告を配信する手法です。詳細なターゲティングが可能で、性別や年齢、興味関心に基づいた広告を表示でき、WEB(ネット)を通じて効率的な集客や認知拡大を実現します。

また、リアルタイムで効果測定ができ、柔軟な予算設定が可能な点も魅力です。企業だけでなく個人も活用できることから、昨今様々なシーンでWEB広告(ネット広告)が使われるようになっています。

WEB広告(ネット広告)の市場規模

2023年の日本のWEB広告市場規模は約3兆3,330億円に達し、前年比107.8%で過去最高を記録しました。この成長は特に動画広告やデジタルプロモーションの需要増加が主因で、インターネット広告は日本の総広告費の45.5%を占めています。

内訳として、インターネット広告媒体費は2兆6,870億円(前年比108.3%)で、その中でも検索連動型広告が1兆729億円、運用型広告が2兆3,490億円となり、媒体費の87.4%を占めました。2024年には、媒体費が前年比108.4%増の2兆9,124億円に達すると予測されています。

参照元: 株式会社電通『2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析』より

WEB広告(ネット広告)のメリット

WEB広告(ネット広告)のメリット

WEB広告(ネット広告)の運用を検討しているものの、メリットはなんだろう?と気になる方もいるでしょう。一例として、WEB広告(ネット広告)の具体的なメリットは以下の通りです。

  • 詳細にターゲティングできる
  • 全国・全世界に広告を届けられる
  • コスパ良く集客・認知できる可能性がある
  • 短期間で成果を実感できる場合がある
  • 迅速に効果計測できる

特に「詳細なターゲティング」と「迅速な効果計測」は、WEB広告(ネット広告)ならではの特性であり、限られた予算でも無駄なく効果を最大化できる点が魅力です。リアルタイムでユーザーの反応を把握し、即座に改善できる柔軟性は、WEB広告(ネット広告)にしかない強みといえるでしょう。

それでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット1|詳細にターゲティングできる

メリット1|詳細にターゲティングできる

WEB広告(ネット広告)のメリットその1は、詳細にターゲティングができる点です。例えば、年齢・性別・興味関心・検索履歴などのデータに基づき、ターゲット層を絞り込んで広告を配信できます

これにより、興味を持つ顧客層にピンポイントでアプローチできると同時に、広告の効果を最大化し無駄なコストを削減することが可能になります。

特に、ニッチな層や特定の購買意欲を持つ層へのリーチが効率的に行えるため、限られた予算でも期待以上の成果を見込めるのが魅力です。

メリット2|全国・全世界に広告を届けられる

メリット2|全国・全世界に広告を届けられる

WEB広告(ネット広告)のメリットその2は、全国・全世界に広告を届けられる点です。インターネットを活用するため、一部地域を除き地理的な制約はありません。グローバル市場への広告展開も容易に行えます。

広範囲にわたるリーチが可能であるため、地方の企業やグローバル展開を見据えている企業にとっても効率的に市場認知を拡大する手段として有効でしょう。

メリット3|コスパ良く集客・認知できる可能性がある

メリット3|コスパ良く集客・認知できる可能性がある

WEB広告(ネット広告)のメリットその3は、コスパ良く集客・認知できる可能性がある点です。

まず、WEB広告(ネット広告)はマス広告と比べて比較的低予算で始められます。次に、詳細なターゲティングをして広告配信することもできます。さらに、データ収集速度も比較的早いため、低額予算でより迅速にPDCAを行えます。その結果、コスパ良く集客・認知ができるのです。

但し、一概にはいえず、商材特性やターゲット特性、あるいは広告の目的次第ではマス広告の方が適している場合もあるため、事前戦略は慎重に行いましょう。

メリット4|短期間で成果を実感できる場合がある

メリット4|短期間で成果を実感できる場合がある

WEB広告(ネット広告)のメリットその4は、短期間で成果を実感できる場合がある点です。

WEB広告(ネット広告)は、配信後の効果がわかりやすく数字に反映される傾向にあります。一般的には、広告配信後の状況は各種広告媒体の管理画面から確認ができます。

リアルタイムの反応を踏まえながら、広告内容やターゲティングを最適化することで、さらなる成果を得ることができ、スピーディな施策展開ができます。

メリット5|迅速に効果計測できる

メリット5|迅速に効果計測できる

WEB広告(ネット広告)のメリットその5は、迅速に効果を計測できる点です。インプレッション数・クリック率・コンバージョン率など、広告配信後の市場の反応をリアルタイムで確認でき、状況に応じてターゲティングや広告内容を即座に調整することが可能です。

これにより、広告の最適化がスピーディに行えるため、広告費用を無駄にせず、常に最大の効果を引き出す運用が実現できます。

なお、日単位での変更もできますが、頻繁な変更はかえって逆効果になる場合もあります。一定期間に一定条件で狙いをもって運用してみるというのも長期で見ると重要な動きになりますので、運用の際は注意しましょう。

WEB広告(ネット広告)の運用にはデメリットも存在します。ここからはデメリットについてもみていきましょう。

WEB広告(ネット広告)のデメリット

WEB広告(ネット広告)のデメリット

WEB広告(ネット広告)の運用を検討するうえで、デメリットも理解しておく必要があります。WEB広告(ネット広告)のデメリットは以下の4つが挙げられます。

  • 広告運用の知識が必要になる
  • 広告を出している間はお金がかかる
  • 効果が出るまで時間がかかる場合もある
  • 成果実現の確実性はない

広告を出したから必ず成果がでるというわけではありません。狙いを持ち、仮説検証を繰り返して、長期視点で向き合っていく必要があるのです。

それでは、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

デメリット1|広告運用の知識が必要になる

デメリット1|広告運用の知識が必要になる

WEB広告(ネット広告)のデメリット1つめは、広告運用の知識が必要になるという点です。

WEB広告(ネット広告)を効果的に運用するためには、データ分析や広告運用のPDCAサイクルを回すスキルは必須です。当然、用語の基本知識も必要です。

さらに、Google広告やYoutube広告など、各プラットフォームごとに仕様が異なります。それらを理解して、ターゲティング設定広告クリエイティブの作成、そして効果測定をしていかなければなりません。

経験豊富な専門家に依頼をするにしても、最低限の知識がないと十分な恩恵が受けられない場合もあるため、広告運用の知識の必要性については事前に抑えておきましょう。

デメリット2|広告を出している間はお金がかかる

デメリット2|広告を出している間はお金がかかる

WEB広告(ネット広告)のデメリット2つめは、広告を出している間はお金がかかる点です。

WEB広告(ネット広告)はクリックごとに費用が発生する「クリック課金」や、広告が表示された回数に応じて料金が発生する「インプレッション課金」など、広告の形式に応じた料金体系があります。適切に管理しないと、広告の費用が無駄にかさむリスクがあります。これは、広告が露出され続けている限り、予算を消費し続けるという特性からくるものです。

従って、コスト管理を徹底し、成果が見込めない場合は速やかに修正や停止を行うことが重要です。最適化を行わずに広告を放置すると、予算を無駄にする可能性が高まります。

デメリット3|効果が出るまで時間がかかる場合もある

デメリット3|効果が出るまで時間がかかる場合もある

WEB広告(ネット広告)のデメリット3つめは、効果が出るまで時間がかかる場合もある点です。

前段で即効性は大きなメリットの一つとして紹介しましたが、必ずしもすぐに効果が出るわけではありません。特に、新規ブランドや認知度の低い商品を宣伝する場合、最初は広告を見たユーザーの反応が少ないことがあります。

短期間での結果を期待しすぎると、期待通りにならない時の打ち手を誤ってしまい、結果WEB広告(ネット広告)をやったこと自体が無駄になってしまう場合もあります。

従って、WEB広告(ネット広告)を運用する際は、一定期間を経てから効果を測定し、徐々に改善していく姿勢が求められるという点は押さえておきましょう。

デメリット4|成果実現の確実性はない

デメリット4|成果実現の確実性はない

WEB広告(ネット広告)のデメリット4つめは、成果実現の確実性はないという点です。

WEB広告(ネット広告)は条件によっては効果的な手法ではありますが、必ずしも成果が保証されているわけではありません。競合が多い市場やクリック単価が高い分野では、期待した効果を得ることが難しい場合があります。さらに、広告のターゲティングが不適切だったり、クリエイティブがターゲットに響かない場合は、期待したコンバージョンを得られないこともあります。

このように、WEB広告(ネット広告)は運用次第で成果が変動するため、常に改善や最適化を行う必要があります。結果として、成果を確実にするためには、継続的な調整と仮説検証が欠かせません

WEB広告(ネット広告)3つの運用体制

WEB広告(ネット広告)3つの運用体制

WEB広告(ネット広告)には以下3つのような運用体制があります。

  • インハウス化(内製化)
  • 広告代理店運用
  • 伴走型コンサルティング

それぞれの運用体制には異なるメリットとデメリットがあるため、自社の目的やリソースに合った体制を選ぶことが重要です。

まずはインハウス化についてみていきましょう。

インハウス化(内製化)|社内で対応すること

インハウス化(内製化)|社内で対応すること

インハウス化(内製化)とは、WEB広告(ネット広告)の運用を自社の社員が担当する体制です。社内での広告運用を行うため、情報共有や意思決定がスムーズに進むのが特徴です。インハウス化のメリットとデメリットについて紹介します。

  • メリット:社内ノウハウの向上につながる。より迅速な対応が可能になる。コスト削減になる。
  • デメリット:担当者の理解速度次第では、成果を出すまでに時間と労力がかかる場合がある。担当者の業務負荷増加による、運用や採用の継続性の懸念。

インハウス化(内製化)は、マーケティングチームがある程度の広告運用知識を持っている企業や、コスト面を重視する企業にはおすすめです。一方で、知識やリソースが不足している企業は、広告代理店運用や伴走型コンサルティングの活用を検討するとよいでしょう。

広告代理店運用|社外の専門家が対応すること

広告代理店運用|社外の専門家が対応すること

広告代理店運用とは、WEB広告(ネット広告)の運用を社外の専門家(広告代理店など)に委託する体制です。専門知識を持つ広告代理店が対応するため、高いレベルでの運用が期待できます。広告代理店運用のメリットとデメリットについて紹介します。

  • メリット:最新手法の活用が期待できる。より多くの事例から効果の高い運用をしてもらえる。社内リソースを売上活動に割ける。
  • デメリット:インハウス化(内製化)と比較するとコストがかかる。コミュニケーションコストが発生する場合がある。社内ノウハウの構築に時間がかかる場合がある。

広告代理店運用は、社内に十分な広告運用リソースがない企業や、専門的な知識が必要な企業に適しています。一方、社内でのコントロールを重視する企業は、インハウス化(内製化)や伴走型コンサルティングを検討すると良いでしょう。

伴走型コンサルティング|一部を専門家が対応すること

 

伴走型コンサルティングとは、社内での運用を基本としつつ、一部を専門のコンサルタントがサポートする体制です。伴走型コンサルティングのメリットとデメリットについてご紹介します。

  • メリット:専門家からアドバイスを受けられる。自社の運用スキルを向上させられる。柔軟な運用体制が構築できる。
  • デメリット:完全委託に比べるとリソースが必要になる。コミュニケーションコストが発生する場合がある。

伴走型コンサルティングは、社内で広告運用を学びつつ、専門家の助言を受けながら進めたい企業におすすめです。リソースが限られているものの、効果的な運用をしたい場合に適しています。

WEB広告(ネット広告)の種類と仕組み

WEB広告(ネット広告)の種類と仕組み

WEB広告(ネット広告)の種類と仕組として、以下9つの代表的なWEB広告(ネット広告)についてご紹介します。

  • リスティング広告(検索連動型広告)
  • ディスプレイ広告(バナー広告)
  • 動画広告
  • SNS広告
  • アフィリエイト広告
  • リワード広告
  • 純広告(予約型広告)
  • ネイティブ広告
  • リターゲティング広告

それでは、それぞれの広告手法について詳しく見ていきましょう。

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告(検索連動型広告)とは?|検索結果に連動して表示される広告のこと

リスティング広告(検索連動型広告)とは、ユーザーが検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、検索結果ページに表示される広告です。検索意図に基づいた広告表示ができるため、購買意欲の高いユーザーに対して直接アプローチできるのが特徴です。

仕組みとしては、広告主が関連キーワードに入札を行い、検索結果に基づいて広告が表示されます。クリック課金型(CPC)で、ユーザーが広告をクリックするたびに料金が発生します。これにより、関心を持つユーザーへのピンポイントでの広告配信が可能です。

リスティング広告についてさらに詳しく知りたい方に向けて記事を作りました。リスティング広告の運用も検討している方はコチラから記事をみることができます。

ディスプレイ広告(バナー広告)

ディスプレイ広告(バナー広告)は、ウェブサイトやアプリ内に表示される画像や動画の広告

ディスプレイ広告(バナー広告)は、ウェブサイトやアプリ内に表示される画像や動画の広告です。視覚的に訴えることができ、商品やサービスの認知度向上に適しています。ブランドイメージの向上を目的とする企業によく利用されています。

仕組みとしては、広告枠がウェブサイトやアプリ内に設定され、インプレッション課金(CPM)で表示されるたびに料金が発生する形式が一般的です。広範囲にリーチできるため、多くのユーザーに訴求することが可能です。

動画広告

動画広告は、YouTubeなどの動画配信プラットフォームに表示される広告のこと

動画広告は、YouTubeなどの動画配信プラットフォームに表示される広告で、視覚と聴覚に訴えかけるため、情報伝達力が高いのが特徴です。ユーザーの関心を引きやすく、エンゲージメントの向上にも役立ちます。

仕組みとしては、動画コンテンツの前後や再生中に表示される広告形式で、視聴回数に応じて課金されるCPV(Cost Per View)や、インプレッションに応じた課金モデルが一般的です。短時間で強い印象を与えることができるため、ブランディングにも効果的です。

SNS広告

SNS広告はソーシャルメディアプラットフォーム上で表示される広告のこと

SNS広告は、Facebook・Instagram・Twitterなどのソーシャルメディアプラットフォーム上で表示される広告です。ターゲットの趣味や関心、行動に基づいた詳細なターゲティングが可能です。

仕組みとしては、各SNSのユーザー情報を活用し、興味や関心、行動履歴に基づいて広告が表示されます。クリック課金型(CPC)やインプレッション課金型(CPM)などが採用されており、ユーザーの行動に応じて広告が表示されるため、高精度なターゲティングが可能です。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、成果報酬型で、ユーザーがアフィリエイター経由でCVした場合に広告主が報酬を支払う形式の広告のこと。

アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告で、アフィリエイターが自身のサイトやブログで商品を紹介し、ユーザーがその広告を経由して購入や登録を行うと、広告主が報酬を支払う形式の広告です。

仕組みとしては、アフィリエイターが広告主のリンクやバナーを掲載し、その広告から成果(購入や登録など)が発生した場合に、広告主がアフィリエイターに報酬を支払います。クリックや表示回数ではなく、実際の成果に応じた支払いのため、比較的費用対効果が高い広告手法の1つです。

リワード広告

リワード広告とは、ユーザーが特定のアクションを行うことで報酬が得られる形式の広告のこと

リワード広告は、ユーザーが特定のアクション(アプリのダウンロードやゲーム内ミッションの達成など)を行うことで報酬が得られる形式の広告です。

仕組みとしては、ユーザーがアクションを完了すると、ポイントやゲーム内アイテムなどの報酬が提供され、広告主はその成果に応じて費用を支払います。特にモバイルアプリのプロモーションに効果的で、短期間で多くのユーザーにリーチすることが可能です。

純広告(予約型広告)

純広告とは、ウェブサイトやアプリ内の広告枠を事前に予約購入し、特定の期間中に広告を表示する形式の広告のこと

純広告(予約型広告)とは、ウェブサイトやアプリ内の広告枠を事前に予約購入し、特定の期間中に広告を表示する形式の広告です。表示場所や期間を固定できるため、ブランド認知を目的とした長期的なキャンペーンに向いています。

仕組みとしては、広告主が一定期間広告枠を予約し、広告を他社と競合することなく表示します。主にCPM(インプレッション課金)形式で取引され、広告主は期間中に広告が一定回数表示されることを保証されます。

ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、ユーザーが閲覧しているコンテンツに溶け込むような形式の広告のこと。

ネイティブ広告は、ユーザーが閲覧しているコンテンツに溶け込むような形式の広告です。通常のコンテンツとデザインやフォーマットが統一されているため、ユーザーに広告と認識されにくく、自然に情報を提供できます。

仕組みとしては、記事や動画の中に広告が自然に埋め込まれ、ユーザーの興味を引く形式です。広告であることを強調せずに、コンテンツの一部として表示されるため、クリック率やエンゲージメント率が高いのが特徴です。

リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、アクションを行わなかったユーザーに対して広告再表示しコンバージョンを促す広告手法のこと。

リターゲティング広告は、一度サイトを訪れたものの、購入やアクションを行わなかったユーザーに対して、再度広告を表示してコンバージョンを促す広告手法です。

仕組みとしては、ユーザーが過去に訪問したウェブサイトの行動履歴を基に、別のサイトやアプリで広告を再表示します。これにより、購買意欲が高いユーザーに再アプローチでき、コンバージョン率を高める効果が期待できます。

WEB広告(ネット広告)の課金方式8選

WEB広告(ネット広告)の課金方式8選

WEB広告(ネット広告)にはさまざまな課金方式があり、目的や広告の種類に応じて適切な方式を選ぶことが重要です。ここでは、代表的な課金方式8選をご紹介します。

  • クリック課金(CPC)
  • インプレッション課金(CPM)
  • 視聴課金(CPV)
  • 成果報酬課金(CPA)
  • エンゲージメント課金(CPE)
  • 配信数型課金
  • 掲載期間保証型課金(CPD)
  • インプレッション保証型・クリック保証型

それでは、それぞれの課金方式について詳しく見ていきましょう。

クリック課金(CPC)

クリック型課金(PPC)とは?|クリック毎に費用発生

クリック課金(CPC)は、ユーザーが広告をクリックした際に広告主に課金される形式です。最も一般的な課金方式で、代表例としては以下のような広告でクリック課金(CPC)が関係してきます。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告

クリックされた分だけ課金されるため、無駄なコストを抑えながら効果的な広告運用が可能です。

仕組みとしては、広告が表示されてもクリックされなければ費用は発生せず、クリックが発生した際にだけ課金されます。これにより、関心を持ったユーザーへのピンポイントでの広告配信が可能です。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM)は、広告が1,000回表示あたりに課金される形式

インプレッション課金(CPM)は、広告が1,000回表示あたりに課金される形式です。主にブランド認知向上を目的としたキャンペーンで使用され、広告の表示回数に応じてコストが発生します。代表的な媒体としては以下のような広告でインプレッション課金(CPM)が活用されます。

  • ディスプレイ広告
  • 動画広告
  • ネイティブ広告

広告が表示されるだけで課金されるため、広範囲のユーザーにリーチするのに適しています。

仕組みとしては、広告が1,000回表示されるごとに一定額の料金が発生します。これにより、特にブランドの認知を広げたい場合に有効な手法です。

視聴課金(CPV)

視聴課金(CPV)は、ユーザーが広告動画を視聴した場合にのみ課金される形式

視聴課金(CPV)は、ユーザーが広告動画を視聴した場合にのみ課金される形式です。動画広告の視聴回数に応じてコストが発生し、視覚・聴覚に訴えかけるため、商品の理解促進やブランド強化に役立ちます。代表的な媒体としては以下のような広告で視聴課金(CPV)が関係してきます。

  • YouTube広告
  • 動画配信プラットフォーム
  • SNS広告

視聴回数に応じて課金されるため、動画広告の効果を最大化したい場合に適しています。

仕組みとしては、ユーザーが一定時間(例えば30秒)以上動画を視聴した場合に課金されます。これにより、動画コンテンツに興味を持ったユーザーに対して費用をかけることができ、効率的な広告運用が可能です。

成果報酬課金(CPA)

成果報酬課金(CPA)は、ユーザーが特定のアクション(購入、会員登録、資料請求など)を完了した際にのみ課金される形式

成果報酬課金(CPA)は、ユーザーが特定のアクション(購入、会員登録、資料請求など)を完了した際にのみ課金される形式です。特定の成果に基づいて課金されるため、費用対効果が非常に高いのが特徴です。代表的な媒体としては以下のような広告で成果報酬課金(CPA)が活用されます。

  • アフィリエイト広告
  • リスティング広告
  • ネイティブ広告

仕組みとしては、広告がクリックされた後、ユーザーが商品購入やサービス登録といった特定の成果に至った場合に課金されます。これにより、成果に応じた柔軟な広告運用が可能です。

エンゲージメント課金(CPE)

エンゲージメント課金(CPE)は、ユーザーが「いいね」や「シェア」などのソーシャルアクションを起こした場合にのみ課金される形式

エンゲージメント課金(CPE)は、ユーザーが「いいね」や「シェア」などのソーシャルアクションを起こした場合にのみ課金される形式です。SNS広告において特に活用され、ユーザーの積極的な反応に基づいてコストが発生します。代表的な媒体としては以下のような媒体でエンゲージメント課金(CPE)が活用されます。

  • Facebook広告
  • Instagram広告
  • Twitter広告

仕組みとしては、ユーザーが広告に対して「いいね」や「シェア」、コメントなどのエンゲージメントを示した場合に課金されます。これにより、広告のインタラクティブな効果を高めることができ、関心を持つユーザーに対して効率的な広告運用が可能です。

配信数型課金

配信数型課金は、特定の回数だけ広告が配信された場合に課金される形式

配信数型課金は、特定の回数だけ広告が配信された場合に課金される形式です。特にメール広告やSMS広告などで利用され、ターゲットユーザーに直接アプローチする手法です。代表的な媒体としては以下のような広告で配信数型課金が関係してきます。

  • メール広告
  • SMS広告
  • プッシュ通知広告

仕組みとしては、特定の配信回数ごとに料金が発生します。これにより、ターゲットユーザーに確実に情報を届けたい場合に有効です。

掲載期間保証型課金(CPD)

掲載期間保証型課金(CPD)は、広告が一定期間中に固定枠で表示され続ける形式

掲載期間保証型課金(CPD)は、広告が一定期間中に固定枠で表示され続ける形式です。広告枠を事前に予約することで、その期間中に広告を確実に表示させることができます。代表的な媒体としては以下のような広告で掲載期間保証型課金(CPD)が活用されます。

  • 純広告
  • スポンサーシップ広告
  • バナー広告

仕組みとしては、広告が特定の期間にわたって表示され続け、その期間中の表示回数にかかわらず固定料金が発生します。ブランド認知向上や長期的なキャンペーンに適した手法です。

インプレッション保証型・クリック保証型

インプレッション保証型・クリック保証型は、広告の表示回数またはクリック回数が保証される形式

インプレッション保証型・クリック保証型は、広告の表示回数またはクリック回数が保証される形式です。広告主が設定した目標(インプレッション数またはクリック数)に達するまで広告が表示され続ける形式です。代表的な媒体としては以下のような広告でこの課金形式が活用されます。

  • ディスプレイ広告
  • リスティング広告
  • バナー広告

仕組みとしては、広告主が事前に設定した目標に到達するまで広告が表示され続けます。これにより、確実なリーチやクリックを保証し、計画的な広告運用が可能です。

次に、ターゲット別の効果的な媒体についてご紹介いたします。

WEB広告(ネット広告)ターゲット別の効果的な媒体

WEB広告(ネット広告)ターゲット別の効果的な媒体

WEB広告(ネット広告)は、ターゲットによって効果的な広告媒体が異なります。ここからは、以下の3つに分けて代表的な広告媒体をご紹介いたします。

  • 企業の担当者
  • 個人顧客
  • 海外顧客

各ターゲットに最適なアプローチを行うには、広告を配信する媒体や方法を見極める必要があります。ご紹介する組み合わせがヒントになれば幸いです。

企業の担当者

WEB広告(ネット広告)のターゲットを企業の担当者とする場合、以下の広告媒体との相性がよいでしょう。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • SNS広告
  • 純広告(予約型広告)

例えば、リスティング広告は、企業担当者が特定の課題解決に向けて「業務効率化 ツール」などのキーワードで検索し、広告ページを訪れるといった行動フローが想定されます。そのため、検索意図に即した広告表示が可能なリスティング広告は、効率よく企業担当者にアプローチできる手法といえるでしょう。

なお、リスティング広告はクリック課金型にできるため、関心を持ったユーザーのクリックのみが費用発生ポイントとなり、無駄なく効率的な配信が期待できる点も大きなメリットです。

個人顧客

WEB広告(ネット広告)のターゲットを個人顧客とする場合、以下の広告媒体との相性がよいでしょう。

  • SNS広告
  • ディスプレイ広告
  • リワード広告
  • ネイティブ広告

例えば、SNS広告は、個人顧客が自分の興味関心に基づいて日常的に利用するSNSを通じて、タイムラインに広告が表示される行動フローが想定されます。そのため、個人のライフスタイルや趣味に密接に関連した広告をピンポイントで届けることができるため、効果的です。

なお、SNS広告ではユーザーの「いいね」や「シェア」などのエンゲージメントも指標とされ、視覚的かつインタラクティブな体験を提供できる点が大きなメリットです。

海外顧客

WEB広告(ネット広告)のターゲットを海外顧客とする場合、以下の広告媒体との相性がよいでしょう。

  • リスティング広告(検索連動型広告)
  • 動画広告
  • ディスプレイ広告
  • LinkedIn広告

例えば、リスティング広告(検索連動型広告)は、海外顧客が現地の言語で商品やサービスを検索する際に、最適なキーワードに基づいて広告が表示される行動フローが想定されます。国ごとの言語や文化に適応した広告を効果的に配信することができれば、十分な効果が期待できます。

なお、Googleのリスティング広告(検索連動型広告)では、特定の国や地域に限定したターゲティング設定が可能です。グローバル展開を狙う企業であればとくにおすすめの媒体になります。但し、予算消化速度が国内よりも速い傾向があるため、ある程度潤沢な予算を確保して挑むことを推奨いたします。

WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化するための運用フロー

WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化するための運用フロー

WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化するには、以下のようなフローがあります。

  • ステップ1.運用目的と運用目標を明確にする
  • ステップ2.広告予算を決定する
  • ステップ3.ターゲットに合った媒体選定をする
  • ステップ4.PDCAを繰り返す

それぞれWEB広告(ネット広告)初心者向けのお役立ちフォーマットもご用意しております。

まずは「運用目的と運用目標を明確にする」から詳しくみていきましょう。

ステップ1|運用目的と運用目標を明確にする

WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化するためのステップ1として、広告運用を始める前に「運用目的」と「運用目標」を明確にすることがとても重要です。

WEB広告(ネット広告)が初めての方は、下記フォーマットをご活用ください。

  • 運用目的    :「新商品の認知拡大」のため「特定商品の販売促進をして売上を向上させるため」など。
  • 運用目標    :そのために、月〇件のコンバージョンを獲得する。
  • 1コンバージョン獲得単価:1コンバージョンあたり約〇円が理想。
  • コンバージョン数:〇件/月が理想。

ひとまず、この段階では理想値で問題ないです。ただし、事業成長の観点から妥当な目標値を設置してください。

「安けりゃ安いだけ良い」のはもちろんですが、根拠がない希望的数値にすると、「希望的目標値と乖離しているから広告が失敗だ」と判断してしまい、いつになっても広告運用のハックが実現できず、WEB広告(ネット広告)を使った長期的な事業成長ができなくなってしまうケースに陥る可能性があるためです。

具体的な予算の決定方法については次の項目で説明します。

ステップ2|広告予算を決定する

WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化するためのフロー、ステップ2は「広告予算を決定する」です。

WEB広告(ネット広告)の広告予算にお悩みの方は、下記フォーマットをご活用ください。

  • 1成約あたりの売上:〇円 1万円
  • そのうち広告費として使える割合:〇%(〇円) 10%10,000円
  • 目標コンバージョン数(〇件)×上記で算出した広告費=最低広告予算

ただし、厳密にはもう少し複雑になります。成約を起点にすると、実際は下記のような数値で導き出せるのです。

  • 成約数(〇件)>成約率(〇%)>見込み数(〇件)>見込み率(〇%)>コンバージョン数(〇件)>コンバージョン率(〇%)>広告閲覧数(〇件)>1クリックあたりの単価(CPC〇円)>広告費(広告閲覧数×1クリックあたりの単価)

また、決定した広告費で3カ月程継続して運用できるかどうかも重要なポイントです。

ステップ3|ターゲットに合った媒体選定をする

WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化するためのフロー、ステップ3は「ターゲットに合った媒体選定をする」です。

企業の担当者や個人顧客、または海外の顧客など、ターゲットごとに最適な媒体を選定しましょう。

以下は、ターゲットに基づく具体例です。

  • 企業担当者向け→Googleリスティング広告、LinkedIn広告など
  • 個人顧客向け →Googleリスティング広告、Googleディスプレイ広告、各種SNS広告など
  • 海外顧客向け →Googleリスティング広告、動画広告、各種SNS広告など

商材・ターゲット・広告運用の目的など、全体を考慮し、最も適した媒体を選定しましょう。そうすることで、効果的なアプローチが可能になり、WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化できるようになります。

なお、分析結果から、WEB広告(ネット広告)ではなく、オフライン広告のほうが効果が見込めるというケースも十分あり得ます。限りなく効果が出そうなものから、狙いをもって実施してみましょう。

ステップ4|PDCAを繰り返す

WEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化するためのフロー、ステップ4は「PDCAを繰り返す」です。ステップ1~ステップ3で準備したものをもとに、戦略的な運用を継続して実施していきます。

具体的には以下のようなフローでPDCAを回しましょう。

  • Plan:戦略自体の目的や目標、仮説を設定し、事前に運用のシナリオを考えておく。
  • Do:設定した計画に基づいて広告を配信する。一定期間一定条件で継続するのが大切。
  • Check:事実をもとに評価をする。事業成長の観点から数値を見る。数値に一喜一憂しない。
  • Act:結果を受け止め、原因を分析し、狙いを持った(仮説を立てた)改善施策を実施する。

特に、狙いを持つこと(仮説を立てること)は非常に重要です。「この施策を行ったらこうなるだろうなぜなら~」と考えておくだけで、実際の数値をより冷静に分析できるようになるためです。

これによりPDCA精度が向上し、時間と共にWEB広告(ネット広告)で成果(効果)を最大化できるようになってきます。

WEB広告(ネット広告)がうまくいっているかどうかの見極め方

WEB広告(ネット広告)がうまくいっているかどうかの見極め方

WEB広告(ネット広告)がうまくいっているかどうかの見極め方として、以下3つの視点で考えることが重要です。

  • 目的は果たせている?
  • 目標数値との乖離は?
  • 売上に対する貢献度は十分?

前月からの数値悪化だけでWEB広告(ネット広告)がうまくいっていないと判断してしまうケースがありますが、一概に悪い状況とはいえません。

もちろん、CPA(1コンバージョン獲得単価)が低いに越したことはありませんが、売上に十分貢献しているならWEB広告(ネット広告)の運用が順調である可能性もあります。目的が「現状より売上を上げること」だったとして、いつの間にか「CPAを下げること」が目的になっていないか今一度確認するのもよいでしょう。

WEB広告(ネット広告)がうまくいっている場合

WEB広告(ネット広告)がうまくいっている場合、以下のパターンで次の打ち手を考えていくと良いでしょう。なお、ここでの「うまくいっている」の定義は、目標CPAの範囲であることとします。

  • 広告を使って更に売上を伸ばしたいパターン → 広告予算を増やしてさらに問い合わせ獲得数を増やしにいく。
  • 広告を使って一定の売上を安定的に確保したいパターン → 予算はそのままで、現状の問い合わせ数を維持できるような施策を模索していく。

「広告を使って一定の売上を安定的に確保したいパターン」の場合は、場合によっては媒体ごとの予算比率を変えたり、新たな集客戦略を検討したりする必要性もでてきます。

一概にはいえないものの、広告運用の目的から考えて限りなく最善の策を実施し、継続的なPDCAを行っていくことがWEB広告(ネット広告)では大切です。

WEB広告(ネット広告)がうまくいっていない場合

WEB広告(ネット広告)がうまくいっていない場合、広告運用担当者に「広告運用の目的を再確認したい。それを踏まえた戦略を再度教えて欲しい」と伝えてみましょう。

目的意識がズレていたり、戦略が目的達成に紐づかないものであれば「担当変更」「広告代理店変更」を検討すべきです。

一概にはいえないものの、広告運用の目的から考えて限りなく最善の策を実施し、継続的なPDCAを行っていくことがWEB広告(ネット広告)では大切です。

WEB広告(ネット広告)の成功事例|不動産買取業者

WEB広告(ネット広告)の成功事例|不動産買取業者

WEB広告(ネット広告)の成功事例として不動産買取業者の例を紹介します。

  • 商材    :不動産の買取販売
  • 使用媒体  :リスティング広告
  • 成功ポイント:ターゲットの具体的検索KWで広告運用+LP制作
  • 成功定義  :CPA7,000円代の成約率30%でROI約4,445%で、利益貢献度合いが非常に高く、創業2年目には正社員を2名採用できるほどの事業成長を遂げた。

上記の会社は創業期からのWEB広告(ネット広告)運用だったため当初の予算は10万円程度でした。そこから、1~3カ月目10万円/月→4~6カ月目30万円/月→7~9カ月目50万円/月→以降は費用対効果が良い金額で広告運用を行いWEB広告(ネット広告)のハックを試みるという流れで成功をつかみました。

特に、ROI4,445%と利益貢献度合いが非常に高く、安価問い合わせ獲得の先にある事業成長につながった点が成功といえるでしょう。

一方で、その間の短期数値の良し悪しはありました。WEB広告(ネット広告)は1年程かけて狙いを持った運用で成功へと導くものであるため、短期的な数値で一喜一憂しないことも大切です。

WEB広告(ネット広告)を運用する際の6つの注意点

WEB広告(ネット広告)を運用する際の6つの注意点

WEB広告(ネット広告)を運用する際の注意点として、ここでは6つご紹介します。

  • 1.目的を明確にする(認知のため?問い合わせ獲得のため?売上のため?)
  • 2.目標に根拠を持つ(目的が達成されるためには××を〇円で獲得すればよいため、目標が〇円という数値になる)
  • 3.理想の状態(成功の定義)を決めておく(いついつまでに、2が一通り達成されていればWEB広告(ネット広告)は運用成功とみなす)
  • 4.仮説検証を繰り返す(これをこうすればこういう結果が出るだろうからこの施策を実施してみよう)
  • 5.現状と理想の乖離を冷静に分析する(現状はこうで、理想がこう。だからここをこうすべき。それによってこんな結果が期待できる。もしだめならこうしよう。)
  • 6.短期的数値で一喜一憂しない(先月と比較して良かった!先週と比較して悪かった。)

上記のカッコ内に記載されている内容は、「広告運用の目的」「広告予算」「目的達成までの期間」などによっても変化するため一例程度でとどめてください。

ただし、基本的な注意点としては概ねどの場合でもいえるものになるため実際にWEB広告(ネット広告)の運用をする際には意識してみましょう。

社員採用とフリーランス外注と代理店外注の比較

社員採用とフリーランス外注と代理店外注の比較

WEB広告(ネット広告)の運用を誰に任せるか悩ましいという方も多いという方向けに、「社員採用」「フリーランス外注」「代理店外注」の比較表を用意しました。

項目
社員採用
フリーランス外注
代理店外注

コスト

(安1←3→5高)

コスト「5」

月当たりの給料

コスト「1」

数%~20%

コスト「3」

数%~20%

※『グローバルアド』は10%です。

専門性

(低1←3→5高)

専門性「4」

担当者スキルに依存

専門性「3」

担当者スキルに依存

専門性「5」

  • 高い専門性が期待
  • 担当者依存リスクが軽減

スピード感

(遅1←3→5早)

スピード感「5」

数時間以内の対応が期待

スピード感「3」

数時間~数週間以内の対応が期待

スピード感「3」

数時間~数日以内の対応が期待

運用ノウハウの構築
社内ノウハウが構築デキル
社内ノウハウの構築に懸念アリ
社内ノウハウの構築に懸念アリ

柔軟性

(低1←3→5高)

柔軟性「5」

あり

柔軟性「3」

人によっては柔軟性アリ

柔軟性「3」

柔軟性に欠ける場合アリ

管理コスト

(小1←3→5大)

管理コスト「3」
管理コスト「5」
管理コスト「2」
トレンド対応
担当による
担当による
期待できる
担当者
担当変更がしにくい
担当者の当たり外れが大きい
担当者の変更がしやすい

どこに重きを置くかによって最適な方法がみえてきます。上記の表を参考にWEB広告(ネット広告)の成功をつかんでいただければ幸いです。

もし「自社の場合はどれが良いんだろう...」と迷ってしまった場合は(03-6826-0562)までお気軽にお電話ください。無料相談を承っております。

WEB広告(ネット広告)代理店の選び方

WEB広告(ネット広告)代理店の選び方

WEB広告(ネット広告)代理店の選び方として、3つご紹介します。

  • サービス品質(運用手数料・契約期間・対応業務など)
  • 仕事品質(担当者の知識量・担当者の返信速度・担当者との相性など)
  • 実績(担当者の実績・会社の実績など)

品質は「サービス品質」「仕事品質」に分けることができます。サービス品質が良くても仕事品質が低いと管理コストが増え、結果的に担当者が疲弊して長続きしないこともあります。両側面で考えながら選定することが大切です。

実績の見方としては、会社と担当者それぞれで見ることが大切です。会社としての実績は大きかったり沢山あったりしても、担当者レベルでいうと実績とスキルに乖離があるケースはよくあります。

また、その実績はどのようにして出したのかまで聞いてみるとよいでしょう。成功には様々な要因が関係しますが、それらを冷静かつロジカルに分析できていれば信頼に足る代理店といえるでしょう。

ネガティブ実績も大切。失敗事例は成功事例ぐらい重要。

WEB広告(ネット広告)とSEOの違い

WEB広告(ネット広告)とSEOの違い

WEB広告(ネット広告)とSEOの違いは以下の通りです。

項目 WEB広告(ネット広告) SEO(検索エンジン最適化)
費用 クリックや表示ごとに費用がかかる クリックや表示ごとの費用はかからない
効果が出るまでの期間 短期間(1~6カ月程) 中長期間(3~12カ月程)
継続性 広告予算がなくなれば停止

一時的な集客手法

一度成果が出れば、長期間にわたり安定した流入が期待できる
ターゲティング精度 年齢・地域・興味関心など詳細なターゲティングが可能
  • 年齢・地域・興味関心など詳細なターゲティングは難しい
  • ユーザーの検索意図に依存
  • 特定のキーワードでの流入に効果的。
費用対効果
  • 即効性が期待できる
  • 短期的に低コスト高パフォーマンスが期待できる
  • 即効性は期待できない
  • 長期的に低コスト高パフォーマンスが期待できる

WEB広告(ネット広告)とSEOどちらが良い?

WEB広告(ネット広告)とSEOどちらが良い?

グローバルアド』に問い合わせをしてくださる方でも、WEB広告(ネット広告)を実施するかSEOを実施するか悩んでいる方は多くいます。

判断軸の1つとして、「3カ月以内にいくら使えてどんな結果を期待するか」という考え方があります。

  • 3カ月以内に100万円使えて具体的な成果を期待する場合」→WEB広告(ネット広告)の方が期待値が高い。「月10万円も使えないけど6カ月~12カ月程かけて成果を期待する場合」はSEOも視野にいれるべき。

WEB施策の目的や理想の状態を明確にし、限りなく最適と思われる施策を実施することで事業成長に繋げていきましょう。

WEB広告(ネット広告)を活用して事業成長につなげよう

WEB広告(ネット広告)は、インターネットを通じて特定のターゲットに広告を配信するマーケティング手法です。詳細なターゲティングや短期間での成果、リアルタイムの効果測定が可能で、効率的に集客や認知拡大を実現できます。

WEB広告(ネット広告)の実施は特にこんな方が向いているでしょう。

 

  • 比較的短期間(1~3カ月)での具体的成果を求めている方
  • 明確なターゲット層にピンポイントでアプローチしたい方
  • ある程度の予算(3カ月100万円程)の確保余地がある方

 

一方で、こんなことにも注意する必要があります。

 

  • 運用には専門知識が必要で、継続的な改善が不可欠
  • コストをかけているうちは見られるが、コストをかけないと途端に見られなくなる可能性がある
  • 短期的数値で一喜一憂しない

 

なお、『グローバルアド』では格安WEB広告運用代行サービスとして、運用手数料10%・1カ月更新OK・充実の対応業務となっています。さらに、最低運用手数料や最低運用金額もないため、ご希望の金額で安価にWEB広告(ネット広告)を始められます。なお、SEOも可能なため、状況によって最適なWEB施策を無料でご提案いたします。WEB広告(ネット広告)の無料相談をご希望の方は、まずはサービスページをご覧ください。

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